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リメイクシートを直接貼らない方法|マスキングテープ下地のやり方

リメイクシートを直接貼らない方法|マスキングテープ下地のやり方

リメイクシートを買ってきて、いざ壁に貼ろうとしたところで手が止まる場面があります。

砂壁や繊維壁、目地の入ったタイル、エンボスの深いクロスです。

この4つの面は、シートを直接貼らないほうが安全な代表格です。

粘着面が点でしか触れず、数日で角から浮くか、剥がすときに下地の表面ごと持っていかれるからです。

対策は、シートと壁の間に「捨て貼り」の1層をはさむことで、マスキングテープと両面テープを重ねる方法や、ベニヤ板を立てる方法があります。

本記事では、直接貼らないほうがよい面の見分け方・テープを下に敷く貼り方・失敗したときの直し方を解説します。

「マスキングテープ」はどれを選ぶ?

壁デコ.com編集部

「壁デコ.com」は、賃貸でも楽しめるウォールステッカー・壁装飾のアイデアを発信するメディアです。子供部屋や身長計、おしゃれな北欧デザインから、きれいな貼り方・剥がし方、原状回復のコツまで、部屋別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

直接貼らない基本はマスキングテープを一枚敷く

壁を傷めずにリメイクシートを貼る方法として広く使われているのが、幅の広いマスキングテープを下地に貼り、その上に両面テープを重ね、さらにその上へシートを貼る三層構造です。剥がすときはマスキングテープごと引くので、シートの粘着が壁のクロスに直接触れません。

手順とその理由

  • 貼る面のホコリと油分を拭き取る。テープはホコリの上には食いつきません。水拭きしたら完全に乾かします。濡れたまま貼ると数日で剥がれます。
  • 目立たない隅で試し貼りをして、24時間以上おいてから剥がす。ここで表面が粉を吹いたり、クロスがめくれたりする面は、この方法自体を諦める判断材料になります。
  • 幅50mm前後の養生用マスキングテープを、シートを貼る範囲より一回り大きく貼る。シートの端がテープからはみ出すと、その部分だけ壁に直接くっつきます。
  • マスキングテープの上に両面テープを、周囲と中央に格子状に貼る。全面に貼る必要はなく、シートが浮かない間隔で足ります。
  • シートの剥離紙を少しずつ剥がしながら、上から下へスキージー(樹脂製のヘラ)で空気を押し出す。一気に剥がして位置合わせをすると、シート同士がくっついて戻せなくなります。

シート裏面の粘着を使わずに済む場合は、剥離紙を付けたまま両面テープだけで留める方法もあります。

粘着面が露出しないので、貼り直しが楽になります。

ただし夏場の高温で両面テープの粘着がやわらぎ、シートが自重で下がることがあります。

大きな面積では、両面テープの本数を増やしてください。

そのまま貼った壁に起きること

いちばん多いのは、剥がすときにクロスの表層が一緒に持っていかれることです。

ビニールクロスは表面のビニール層と裏の紙が貼り合わせた構造なので、シートの粘着が強いと表面だけが帯状にめくれます。

めくれた跡は上から塗ってもごまかせず、賃貸なら原状回復の対象になり得ます。

国土交通省のガイドラインではクロスの価値は6年で残存1円まで下がる扱いですが、入居して間もない部屋では負担が発生する可能性があります。

全額請求されるとは限りませんが、避けられる傷を作る意味はありません。

砂壁や繊維壁ではもっと単純で、粘着が壁の砂や繊維をつかんだまま剥がれます。

シートの裏に砂がびっしり付いてくる状態で、壁側は色の違うムラが残ります。

塗装面は塗料の種類次第で、古い塗膜だと薄く貼り付いた膜ごと剥げます。

剥がすときだけでなく、貼っている最中にも実害があります。

凹凸のある面では粘着が点で当たるため、貼った翌日には角が浮き、一週間で全体が波打ちます。

押さえ直しても、下地が平らでない以上は同じ場所から浮き直します。

シートを直接貼らない下地の見分け方

手のひらで撫でて、白い粉が付くかどうかがひとつの目安です。粉が付く面は表面が劣化しているか、そもそも粉体で仕上げてある面で、粘着が乗る相手がありません。

下地直貼りの可否取るべき手
ビニールクロス(新しめ・平坦)短期なら可それでもマスキングテープを下に敷くと安心です
ビニールクロス(エンボス深め)浮きやすいベニヤ板やパネルを介して貼ります
砂壁・繊維壁・じゅらく壁不可板を立てるか、貼らずに別の方法を検討します
塗装面(劣化・粉吹き)不可粉が止まるまで拭いても止まらなければ諦めます
タイル・目地のある面目地部分で浮く目地を埋めるか、平らな板を介します
木部(無塗装)貼れるが剥がれにくいマスキングテープを下に敷きます

賃貸で和室のふすまや押し入れを変えたい場合は、下地の紙が薄く、直貼りはほぼ確実に破れます。ふすま特有の下地の扱いはふすまに貼る前の確認点と手順で解説しています。

壁に触れずリメイクシートを貼る板の方法

砂壁のようにテープすら貼れない面では、シートを壁ではなく板に貼り、その板を壁の前に置くか、天井と床で突っ張って固定します。

よく使われるのは4mm前後のベニヤ板や、軽い発泡樹脂のパネルです。

板の側にシートを貼ってしまえば、下地の心配は消えます。

板を使う利点は、シートを平らな面に貼れることでもあります。

空気が抜けやすく、柄物なら柄合わせも机の上でできます。

欠点は、板の厚みぶん壁が手前に出てくることと、大きな面積では板の運搬と裁断が必要になることです。

ホームセンターでは希望のサイズに切ってくれる場所も多く、採寸を持ち込めば作業の大半は済みます。

板を壁に立てかけるだけの場合は、地震で倒れないようにしてください。腰高より高い板を固定せずに置くのは避けます。

リメイクシート貼りのよくある失敗と直し方

角から浮いてくる

下地の凹凸か、端がマスキングテープからはみ出しているかのどちらかです。

浮いた部分をめくって、下に両面テープを追い足してください。

ただし凹凸が原因なら同じ場所が繰り返し浮くので、そこだけ薄い板を当てて平らにするほうが早く済みます。

空気が入って膨らんだ

細い針で膨らみの中心を刺し、スキージーで押し出します。

針穴は貼った柄の中では目立ちません。

剥がして貼り直すと粘着に埃が付いて、かえって仕上がりが落ちます。

剥がしたらクロスがめくれた

めくれた片を捨てずに、木工用接着剤を薄く塗って押さえると、小さな範囲なら戻ります。

広く裂けた場合は補修用のクロスを部分的に貼るか、管理会社に相談する判断になります。

無理に上からシートを貼り重ねると、次に剥がすときに被害が広がります。

夏に下へずれてきた

両面テープの粘着が熱でやわらいだ状態です。

冷蔵庫の側面や日が当たる壁で起きやすく、テープの本数を増やすか、耐熱をうたう両面テープに替えてください。

冷蔵庫での熱の影響は冷蔵庫に貼るときの耐熱の選び方で解説しています。

必要な道具と代用が利くもの

最低限そろえたいのは、幅の広い養生用マスキングテープ、両面テープ、カッター、定規、スキージーの5点です。

スキージーはシートに付属することもありますが、無ければ厚紙をタオルで包んだものでも空気は押し出せます。

ゴムベラでも代用できます。

カッターは刃を頻繁に折ってください。

切れない刃でシートを引くと、切り口がほつれて仕上がりが荒れます。

定規は金属製が向いていて、プラスチック製は刃が食い込んで線が波打ちます。

ドライヤーがあると、角を回すときにシートがやわらいで曲げやすくなります。

ただしシートに直接当てすぎると縮むので、離して短く当ててください。

下地別に変わる下ごしらえの手順

ビニールクロスは中性洗剤を薄めた液で拭いて、洗剤が残らないよう水拭きしてから乾かします。

台所まわりは油が薄い膜になって残っているので、拭いたつもりでもテープが付きません。

キッチンの油汚れを含む面の準備はキッチン扉に貼る手順で解説しています。

塗装面は洗剤で拭くと塗膜が傷むことがあり、乾いた布で埃を落とすところから始めます。

木部は塗装の有無で変わり、無塗装だと粘着が繊維に食い込んで剥がしにくくなるため、マスキングテープを下に敷く価値が特に大きくなります。

タイル目地は、幅の狭い目地なら厚手のシートで隠せることもありますが、深い目地はどうしても線が出ます。

木目柄がリアルに見える条件では、厚みと下地の透けの関係も解説しています。

トイレのように狭くて壁が入り組んだ場所は、下地の心配より採寸と分割の判断が先に来ます。狭い空間できれいに仕上げるコツで解説しています。

よくある質問

マスキングテープを下に敷けば賃貸でも問題ないですか

傷めるリスクは下がりますが、なくなりません。

マスキングテープにも粘着があり、長期間貼ったままだと糊が残ったり、テープ自体が壁に固着したりします。

半年から1年を目安に貼り替える前提で考えてください。

心配な場合は、契約前に管理会社へ確認してください。

マスキングテープの上に貼ったのに剥がれてきます

マスキングテープの粘着力を超える力で、シートが引っ張っている状態です。

両面テープの位置を格子状に増やし、シートの端はテープの内側に収めてください。

エンボスの深いクロスなら、テープ自体が壁に食いついていないことも考えられます。

砂壁にマスキングテープを貼るのはだめですか

砂壁ではマスキングテープも砂を巻き込んで剥がれます。テープを敷いても解決しないため、板を立てるか、シートを使わない方法へ切り替える判断になります。

直接貼ったシートを剥がすときのコツはありますか

ドライヤーで温めて、粘着をやわらげてから、壁と平行に近い角度でゆっくり引きます。

手前に引き起こすとクロスの表層を引き裂きます。

それでも下地が付いてくるようなら、そこで止めて残りは無理に剥がさないほうが被害は小さく済みます。

両面テープだけで留めても剥離紙は付けたままでいいですか

付けたままでかまいません。

シート裏の粘着を使わないぶん貼り直しが楽になります。

ただし保持力は両面テープだけに頼るので、面積が大きいほどテープの本数を増やしてください。

まとめ

「マスキングテープ」はどれを選ぶ?

リメイクシートを直接貼らないというのは、壁とシートの間にマスキングテープや板を一枚はさむという意味です。

この一手間で、剥がすときにクロスの表層を持っていかれる事故のほとんどを避けられます。

砂壁や繊維壁、深いエンボス、タイル目地のようにテープすら乗らない面では、板を立てて貼る方法へ切り替えてください。

どの方法を取るかは、貼る面が何でできているかで決まります。

撫でて粉が付くか、目地や凹凸があるか、目立たない隅で試し貼りをして下地が付いてこないかを確かめます。

ぜひ本記事の下地別の表と試し貼りの手順を参考に、自分の壁で使える方法を決めてから貼り始めてください。

シート選びそのものに迷ったら、リメイクシートの種類と貼れる場所で解説しています。

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