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玄関のリメイクシート|床と壁で変わる選び方と貼る前の確認

玄関のリメイクシート|床と壁で変わる選び方と貼る前の確認

玄関のドアや靴箱にリメイクシートを貼る前に、まず下地を確かめてください。

玄関まわりは、化粧合板の靴箱、金属のドア枠、ビニールクロスの壁、たたきに接した巾木が数十センチの範囲に同居していて、面ごとに貼れるかどうかが変わります。

とくに玄関ドアが金属製で夏に日射を受ける位置なら、表面温度が上がって粘着が動きやすくなります。

反対に、化粧合板のツルツルした靴箱は、リメイクシートがいちばん素直に貼れる面です。

本記事では、玄関で下地ごとに変わる貼れる・貼れないの線引き、シートのタイプ別の向き不向き、採寸と必要枚数の出し方、はがすときに残るものまで解説します。

壁デコ.com編集部

「壁デコ.com」は、賃貸でも楽しめるウォールステッカー・壁装飾のアイデアを発信するメディアです。子供部屋や身長計、おしゃれな北欧デザインから、きれいな貼り方・剥がし方、原状回復のコツまで、部屋別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

玄関では下地の種類がドア・靴箱・壁で変わる

玄関でシート選びを左右するのは、製品の性能よりも貼る面です。

同じ玄関の中でも、靴箱の扉は化粧合板やメラミン化粧板、ドアは金属または木製、壁はビニールクロス、床との境目は塗装された木の巾木という具合に、素材が短い距離で切り替わります。

この順に貼りやすさが下がっていくと考えてください。

化粧合板・メラミン化粧板の靴箱は貼りやすい面

靴箱の扉のように、平らでツルツルした化粧板は粘着面が全面で密着するため、角から浮きにくくなります。

玄関でシートを試すなら、まずここから始めるのが無理のない選び方です。

取っ手を外せる構造なら外してから貼ると、切り抜きの手間が減って仕上がりも整います。

ビニールクロスの壁はエンボスの深さで結果が変わる

玄関の壁がビニールクロスなら貼れる可能性はありますが、表面の凹凸(エンボス)が深い柄だと粘着が点でしか触れず、数日で角が浮いてきます。

指の腹で撫でて、はっきり山と谷を感じる柄は避けたほうが安全です。

また、施工から年数が経って表面が粉を吹いているクロスや、継ぎ目が浮いているクロスは、はがすときに下地ごと持っていかれます。

砂壁・繊維壁・タイル・たたきには直貼りしない

古い住宅の玄関で見かける砂壁や繊維壁は、表面そのものがぼろぼろと落ちる素材なので、シートを貼っても数日で剥がれ、はがすときには壁面ごと剥がれます。

玄関のたたきに使われるタイルも、目地の凹みが数ミリあるため粘着面が届きません。

この種の面に貼りたい場合は、ベニヤ板を切って現物合わせで置き、その板にシートを貼るという回り道のほうが現実的です。

下地ごとの相性はリメイクシートの基本と貼れる場所で解説しています。

玄関ドアは屋外側と室内側で条件がまったく違う

玄関ドアを模様替えしたいという場合、屋外側に貼るのか室内側に貼るのかで前提が変わります。

屋外側は直射日光と雨、そして夏場の表面温度という3つが同時にかかる場所です。

金属製のドアは日射を受けると表面温度が上がり、粘着剤が柔らかくなって端から浮いたり、逆に温度サイクルで貼りついて剥がしにくくなったりします。

屋外用の耐候性をうたっていないシートを外側に貼るのは避けてください。

室内側は雨も直射日光も当たらないので、条件はぐっと楽になります。

ただし玄関ドアの室内側は凹凸のあるプレス加工が入っていることが多く、平らな面がドア中央にしか無いこともあります。

貼る前に定規を当てて、シートを密着させられる平面がどれだけ取れるのかを測ってください。

賃貸物件の場合、玄関ドアは共用部分として扱われる建物もあります。屋外側は管理規約で手を加えられないケースがあるため、貼る前に管理会社か大家に確認しておくほうが揉めません。

粘着方式は玄関の面ごとに選び分ける

リメイクシートの貼り方には、強粘着タイプ、再剥離をうたう弱粘着タイプ、水で貼る吸着タイプ、のり付き壁紙タイプがあります。玄関は面ごとに条件が違うため、1種類で全部をまかなおうとすると必ずどこかで無理が出ます。

強粘着タイプ

化粧合板の靴箱や、垂直で手が触れる面に向きます。

密着力が高いぶん、はがすときに下地の化粧シートを持っていく可能性があるので、賃貸の造作家具には慎重になってください。

逆に、自分で買った靴箱やシューズラックなら、はがすことを前提にしなくてよいので強粘着で問題ありません。

再剥離をうたう弱粘着タイプ

賃貸の壁面に貼るならこのタイプが第一候補です。

ただし、はがせるという表示は製品の性能であって、貼った下地に対する保証ではありません。

ビニールクロスの平らな面で、貼ってから短期間なら跡が残りにくいという程度に受け取ってください。

玄関は人の出入りで温度と湿度が動く場所なので、リビングの壁より粘着が落ちやすい面でもあります。

水で貼る吸着タイプ

ツルツルした平滑面にしか付かない代わりに、はがしたあとにのりが残りません。

玄関では、姿見の鏡まわりや金属製のドア枠のように、平滑で小面積の部分に使い道があります。

凹凸のあるクロスにはまったく付きません。

のり付き壁紙タイプ

玄関の壁一面をまとめて貼り替えたいときの選択肢です。生のりが付いた状態で届くタイプは、既存クロスの上から貼る施工が前提になっている製品と、下地を整えることを前提にしている製品があるので、商品ページの適合下地の記載を読んでから決めてください。

タイプ別|玄関のどこに何が向くか

貼る場所向くタイプ向いている人・条件
靴箱の扉(化粧合板)強粘着・厚手自宅所有の家具で、傷や色あせを隠したい人
玄関ドア室内側弱粘着または強粘着(平面部のみ)凹凸を避けて中央だけ貼る割り切りができる人
玄関ドア屋外側屋外用の耐候表示があるもの管理規約を確認済みで、日射と雨を前提に選べる人
玄関の壁(ビニールクロス)再剥離をうたう弱粘着賃貸で、エンボスの浅いクロスの部屋に住む人
巾木・ドア枠薄手で追従性のあるもの細長い面を折り返して納める手間を許せる人
たたき・タイル直貼りしない板を敷いてその上に貼る手間をかけられる人

巾木のように幅が数センチしかない部分は、シートを長く真っすぐ切る精度が仕上がりを決めます。

細長い面の納め方は巾木のリメイクシートの貼り方で解説しています。

靴箱ではなく市販のカラーボックスを玄関収納として使っているなら、面数の数え方が違ってくるのでカラーボックスのサイズ計算と貼り方のほうが近い内容です。

厚みと柄で決まる、下地の透けと傷の隠れ方

玄関の靴箱は、木目や濃い色の化粧板が使われていることが多い場所です。

ここに薄いシートを貼ると、元の色が透けて狙った色にならないという結果になります。

白系や淡い色に変えたいなら、厚手のもの、または裏面に隠蔽層が入っている製品を選んでください。

商品ページで厚み表示が確認できる製品なら、数字が大きいほうが透けにくいという目安になります。

傷やへこみを隠したい場合も厚みが関係します。

薄いシートは下地の凹凸をそのまま拾うので、へこみの位置に影ができて逆に目立つことがあります。

深い傷はパテで埋めて平らにしてから貼るのが順番です。

柄については、玄関という狭い空間では大きい柄が窮屈に見えやすい傾向があります。

木目を選ぶなら、玄関の床や既存の建具の色味と合わせるかどうかを先に決めてください。

木目の見え方を左右する条件は木目のリメイクシートがリアルに見える条件で解説しています。

買う前に採寸する|必要枚数の出し方

玄関は面が細かく分かれているため、大きい面だけ測って買うと足りなくなります。

靴箱なら扉1枚ずつの縦横、側面、上面を分けて測り、それぞれに上下左右2cmずつの余裕を足した寸法で合計してください。

折り返して裏に回す分と、位置がずれたときの貼り直し分がここに入ります。

柄物を選ぶ場合はさらに余分が要ります。

隣り合う面で柄の位置を合わせようとすると、柄の1周期分(リピート)を捨てることになるので、必要面積の2〜3割増しで見積もってください。

無地や、方向性のない石目調なら、この余分は不要です。

商品ページで確認するのは、幅(何cm幅のロールか)、長さ、そして「はがせる」「屋外可」「耐熱」の表示があるかどうかです。

玄関ドアの屋外側に貼るなら耐候の記載、靴箱の内側で湿気がこもる場所なら防水の記載を見てください。

防水と書かれていても耐熱を意味しません。

この2つは別の話です。

買ったら、いきなり本番の面に貼らないでください。

靴箱の裏側や扉の内側など、開けなければ見えない場所に5cm角ほど貼って、1日置いてからゆっくりはがします。

下地の表面が一緒に持ち上がるなら、その面には貼らないという判断ができます。

玄関で起きやすい失敗と、その回避条件

いちばん多いのは、たたきに近い巾木や靴箱の下端から浮いてくるという症状です。

玄関は外気が直接入るので、床に近い部分は湿度が高くなりやすく、しかも靴で蹴られます。

下端は無理に貼り込まず、床から数ミリ浮かせて切るか、そもそも下端まで貼らないという割り切りをしたほうが長持ちします。

次に多いのが、玄関ドアの凹凸部分を無理に押し込んだ結果、翌日に角が全部起きてくるというケースです。

プレス成形の段差にシートを追従させるにはドライヤーで温めながら伸ばす作業が要りますが、温めた部分は冷えると縮む方向に戻ります。

段差の手前で切って納めるほうが確実です。

設備をふさぐ貼り方もしないでください。

玄関の壁にはインターホン、照明スイッチ、換気の口、火災警報器が付いています。

シートでこれらを覆うのは論外で、周囲を切り抜いて避けるのが前提です。

ドアクローザーやドアスコープの周りも同じで、機構部にシートがかかると動作に影響します。

はがすときに何が残るか

はがした結果は下地で決まります。

化粧合板やメラミン化粧板なら、貼ってから短期間であればのりも残りにくく、残った場合もシール剥がし剤で対応できる範囲です。

ビニールクロスは、平らで状態のよいものならゆっくり引けば表面が残りますが、継ぎ目や角から力がかかると表層が破れます。

塗装面は塗膜ごと持っていかれることがあり、砂壁や繊維壁は確実に表面が剥がれます。

賃貸で気になるのは原状回復ですが、クロスに傷を付けた場合の負担は全額とは限りません。

国土交通省のガイドラインでは、クロスの価値は6年で残存1円まで下がる扱いになっているため、入居年数が長ければ借主の負担割合は下がります。

とはいえ、負担がゼロになるわけではなく、施工費の一部は請求され得ます。

造作の靴箱や玄関ドアは建物の一部なので、壁より慎重に扱ってください。

賃貸で建具に貼るときの考え方はふすまのリメイクシートは剥がせるかで解説しています。

よくある質問

玄関ドアの外側にリメイクシートを貼っても大丈夫ですか

屋外用の耐候表示がない製品は避けてください。

直射日光と雨、金属ドアの表面温度上昇がかかるため、室内向けのシートでは端から浮いたり色が変わったりします。

賃貸や分譲マンションでは玄関ドアの外側が共用部分として扱われる場合もあるので、貼る前に管理会社か管理組合に確認してください。

玄関のたたきやタイルに貼れるシートはありますか

目地の凹みがあるタイル面に粘着シートを直貼りするのは向きません。

粘着面が目地に届かず、そこから水や砂が入って端から剥がれます。

見た目を変えたいなら、床用のクッションフロアやタイルマットを敷くほうが現実的です。

玄関の壁の一部だけ貼るとおかしく見えませんか

壁の途中で切ると境目が目立つため、コーナーや巾木の上端など、もともと線が入っている位置で終わらせると納まりがよくなります。玄関全体を貼り替えるより、靴箱の扉だけ、ドアの室内側だけと面で区切ったほうが、失敗したときの戻しも簡単です。

下駄箱の中に貼る場合は防水を選ぶべきですか

靴の湿気がこもる場所なので、拭き取れる表面のものを選ぶと掃除が楽になります。

ただし防水表示は耐熱を意味しないので、表示を混同しないでください。

棚板は物を出し入れするたびに擦れる面なので、薄手より厚手のほうが持ちます。

玄関に置いた冷蔵庫やストッカーにも同じシートが使えますか

家電の外装は放熱するため、条件が家具とは変わります。

背面や側面は熱を持つので、耐熱の記載がないシートを貼ると粘着が動いて浮きます。

家電に貼るときの条件は冷蔵庫のリメイクシートと耐熱の選び方で解説しています。

まとめ

玄関でリメイクシートを選ぶときは、製品のスペックを比べる前に、貼りたい面が化粧合板なのかビニールクロスなのか砂壁なのかを確かめてください。

化粧合板の靴箱は最も素直に貼れる面で、ビニールクロスはエンボスの深さ次第、砂壁とタイルは直貼りの対象外という順に難しくなります。

そのうえで、屋外側に貼るなら耐候表示、湿気がこもる棚なら拭ける表面、賃貸の壁なら再剥離をうたう弱粘着という組み合わせで絞り込むと、選択肢はかなり少なくなります。

買ったあとに必ずやってほしいのは、見えない場所での試し貼りです。

1日置いてはがしてみれば、その面に貼っていいかどうかが自分の家で判断できます。

ぜひ本記事の場所別の適合表と採寸の手順を参考に、貼る面から逆算してシートを選んでください。

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