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玄関ドアのリメイクシートは屋外で剥がれる?耐候性の選び方

玄関ドアのリメイクシートは屋外で剥がれる?耐候性の選び方

玄関ドアの外側は、分譲マンションでは共用部分として扱われることが多く、管理規約で色や形を変える行為を禁じている物件もあります。賃貸でも同じで、外側に手を入れる前に管理会社へ確認するのが先です。

貼る面が室内側に決まれば、次に見るのは下地です。アルミか、木質パネルに貼られた化粧シートか、プレスの凹凸があるのかで貼れるかどうかから変わり、市販シートの主流である幅45cmと90cmのどちらを買うかも、ドアの実寸で決まります。

本記事では、外側と室内側で違う条件・下地別のシートの選び分け・採寸と必要枚数の出し方・はがしたときに残るものを解説します。

壁デコ.com編集部

「壁デコ.com」は、賃貸でも楽しめるウォールステッカー・壁装飾のアイデアを発信するメディアです。子供部屋や身長計、おしゃれな北欧デザインから、きれいな貼り方・剥がし方、原状回復のコツまで、部屋別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

玄関ドアは外側と室内側で条件がまるで違う

同じ1枚のドアでも、外側と室内側は別の場所として考えてください。

外側は雨と直射日光を受け、南向きや西向きの金属ドアは夏の午後に素手で触れないほど表面温度が上がります。

室内側は雨も日射もほぼ届かないので、条件としては家具に貼るのと近くなります。

屋外用の表示がないシートを外側に貼れば、数か月で端が反ったり色が抜けたりします。

分譲マンションの外側は共用部分の扱いになる

分譲マンションでは、玄関ドアの外側の面と枠を共用部分として扱う管理規約が多く、室内側だけを専有部分とする書き方もよく見かけます。

ただし規約の線引きは物件ごとに違うため、貼る前に管理規約を読むか、管理組合に問い合わせて可否を確かめてください。

賃貸の場合も外側は建物の外観にあたるので、管理会社の許可を得ずに貼るのは避けたほうがいいでしょう。

ふさいではいけないものを先に確認する

ドアスコープ(覗き穴)、郵便投函口、鍵のシリンダー、ドアクローザーの可動部は、シートで覆わないでください。

共同住宅の玄関ドアは防火戸に指定されている場合があり、そのときは認定を示すラベルがドアの端や枠に貼られています。

ラベルを隠さないよう、シート側を切り抜いて避けます。

可動部にシートが噛むと、閉まりが重くなったり、めくれの起点になったりします。

下地はアルミか木質か、まず手で確かめる

室内側の下地は、アルミやスチールの塗装面、木質パネルに化粧シートを貼ったもの、無垢や突板(つきいた)の木部のどれかがほとんどです。

手のひらで撫でて冷たく硬いなら金属、指で叩いて軽い音がして木目が印刷されているなら化粧シートと見分けられます。

下地と粘着方式の組み合わせで結果が変わる仕組みは、リメイクシートの種類と貼れる場所で解説しています。

アルミ・スチールの塗装面

平滑で粘着が全面に付くため、貼りやすい下地です。

ただし冬は室内側でも結露しやすく、水滴が下端に流れてシートの裏へまわると、のりがゆるんで角から浮きます。

同じ金属+熱の組み合わせは冷蔵庫でも起きるので、貼る位置の考え方は冷蔵庫に貼るときの耐熱の見方で解説しています。

木質の化粧シート面

いちばん注意が要るのがこの下地です。

表面に貼られている化粧シート自体が接着で留まっているため、強粘着のシートを長く貼ると、はがすときに元の化粧シートごと持っていかれることがあります。

建具の化粧シートに貼る前の確認点は、ふすまに貼るときの下地チェックで解説しています。

無垢や突板の場合は、はがすときに木の繊維が毛羽立つ点も見込んでおいてください。

プレスの凹凸や飾り彫りがある面

金属ドアのプレス模様や、框(かまち)組みの段差がある面には、粘着シートが点でしか触れません。

数日から数週間で角が浮き、そこにほこりが入ってさらにめくれます。

凹凸をまたいで1枚で覆おうとせず、平らな面だけを区切って貼るか、貼るのをやめて塗装など別の方法を検討したほうが持ちます。

玄関ドアに使えるリメイクシートは3タイプ

売り場に並ぶ製品は、厚みと粘着方式でだいたい3タイプに分かれます。同じ「木目調」という表示でも、厚みが0.1mm台なのか2mm以上なのかで、貼れる面と仕上がりが変わります。

塩ビの粘着シート

厚みは0.1〜0.2mm前後で、裏紙に方眼が印刷され、空気を逃がす溝が付いているものが多いタイプです。

薄いぶん平滑面にきれいに沿い、ドアの見込み(厚み側の面)へ回し込む折り返しもしやすくなります。

反面、下地の色や既存の柄が透けることがあり、濃い色のドアに白木目を貼ると下地が薄く浮いて見えます。

屋外側を考えるなら、耐候性や屋外使用の表示があるものに限られます。

発泡(クッション)タイプ

厚みが2〜3mmあり、細かい凹凸を埋めながら貼れるので、下地の透けもほぼ起きません。

傷やへこみを隠したいときに向きますが、表面が柔らかいので、荷物が当たるドアの下部では擦れや欠けが出やすくなります。

強粘着の製品が多く、化粧シート下地からはがすときの負担も大きくなります。

水で貼る吸着タイプ

のりを使わず、水や吸着層でくっつくタイプです。

下地を傷めにくいのが利点ですが、想定されている下地はガラスや平滑な金属で、しかも大判を縦に貼ると自重で下がりやすくなります。

玄関ドアは開閉のたびに振動と風圧を受けるため、ドア全面を任せる用途には向きません。

部分的な目隠しや、小面積の飾りにとどめるのが無理のない使い方です。

タイプ別に向いている人と、避けたほうがいい人

下地と目的が決まれば、選ぶタイプはほぼ絞れます。厚みと粘着の強さは、貼りやすさとはがしやすさのどちらを取るかというトレードオフになっています。

タイプ厚みの目安と特徴向いている人避けたほうがいい人
塩ビの粘着シート0.1〜0.2mm前後。平滑面に沿い、見込みへの折り返しもしやすいアルミ・スチールの平らな室内側を色替えしたい人下地の傷やへこみを隠したい人。濃色ドアに淡色を貼りたい人
発泡(クッション)タイプ2〜3mm。細かい凹凸を埋め、下地が透けにくい傷や汚れを隠したい人。下地の柄を完全に消したい人化粧シート下地の人。荷物が当たるドア下部に貼りたい人
水で貼る吸着タイプのりを使わず、下地を傷めにくいガラス入りドアの一部を目隠ししたい人ドア全面を1枚で覆いたい人。長期間貼ったままにしたい人
屋外使用の表示があるシート耐候性の記載があり、色あせに強い作り管理規約と許可を確認済みで、外側に貼る人外側の可否を確認していない人

木目を選ぶなら、厚みとは別に柄の縮尺も見てください。ドア1枚という細長い面に大きな柄が入ると板の割り付けが不自然になるので、柄の大きさと質感の選び方は木目がリアルに見える条件で解説しています。

玄関ドアで多いミスマッチと、その回避条件

買ってから合わないと気づく原因は、だいたい3つに集まります。

室内用の表示のまま外側に貼る

「防水」と書かれていても、それは水に濡れても層が壊れないという意味で、紫外線や高温に耐えるという意味ではありません。

外側に貼るなら、耐候性や屋外使用の記載があるかを商品ページで確認してください。

記載がないものは、直射日光が当たる面で色あせや反りが出ても不思議ではありません。

防水表示を耐熱と読み違える

玄関ドアの外側は夏に高温になり、西日が入る玄関では室内側も温まります。

耐熱の表示は防水とは別項目なので、両方を見るようにしてください。

なお、コンロや暖房器具が近い位置への施工は玄関に限らず勧められません。

結露する下端まで貼り込む

断熱性の低いアルミドアは冬に結露し、水滴がドア下部に集まります。

ここまでシートで覆うと、裏に入った水が抜けず、カビや浮きの原因になります。

下端を数センチ空けて貼る、または結露が出る季節にいったんはがして乾かすといった前提で計画を立てると、傷みを抑えられます。

採寸は、ドアの実寸に見込みと折り返しを足して出す

室内側の玄関ドアは、住宅用なら幅が概ね780〜880mm、高さが1,900〜2,100mm程度の範囲に収まることが多いものの、寸法は物件ごとに違うので必ず自分で測ってください。幅は上・中央・下の3か所、高さは左右2か所を測り、いちばん大きい値を採用します。

幅90cmか45cmかは継ぎ目の位置で決まる

幅90cmのロールなら、一般的な室内側の面を継ぎ目なしで覆える場合があります。

45cm幅を使うなら縦の継ぎ目が1本以上出るので、その線をドアの中心に置くのか、框の段差やモールディングの際に合わせるのかを貼る前に決めておくと、仕上がりの見え方が変わります。

見込みへ折り返すなら、ドアの厚みぶんと、巻き込む余分をそれぞれ足してください。

柄物は柄合わせの余分を足す

木目やタイル柄は、継ぎ目で柄の位置を合わせる必要があるため、面積ぴったりでは足りません。

柄1周ぶん(リピート)を余分として見ておくと、貼り直しにも回せます。

木目は縦方向を揃えるのが基本で、途中で向きが変わると印刷であることが一目で分かってしまいます。

試し貼りは丁番側の下端で

いきなり全面に貼らず、10cm角ほどを丁番側の下端など目立たない位置に貼り、数日置いてからゆっくりはがしてみてください。

塗装や化粧シートが一緒に持ち上がるようなら、その下地に全面貼りは向きません。

ドア以外の玄関まわりに広げたいときの下地の違いは、玄関の床と壁で変わる選び方で解説しています。

玄関ドアからはがすとき、残るのはのりか塗装か

はがした後の状態は製品より下地で決まります。

アルミの焼付塗装のように丈夫な面なら、貼って間もないうちならのりが残りにくいものの、直射日光と高温にさらされた面では粘着剤が硬化して、テープ状にちぎれながら残ることがあります。

木質の化粧シートや、粉を吹いた古い塗装面では、シートより下地のほうが先に負けます。

作業としては、ドライヤーで温めながら角度を寝かせて少しずつ引くと、のりが伸びて残りにくくなります。残ったのりにシール剥がし剤を使う場合は、成分によって塗装を傷めるため、必ず目立たない場所で試してから広い面に使ってください。

賃貸で気になる原状回復については、国土交通省のガイドラインで壁紙の価値が6年で残存1円まで下がる扱いになっていますが、これはクロスについての目安です。

玄関ドアは建具にあたり、判断は別の扱いになるため、傷めた場合の負担がどうなるかは契約内容と管理会社の判断によります。

心配なら、貼る前に室内側の可否を書面で確認しておくと後の話が早くなります。

よくある質問

賃貸の玄関ドアに貼っても問題ありませんか

外側は建物の外観にあたるため、管理会社の許可なしに貼るのは避けてください。室内側についても、下地が化粧シートだとはがすときに表面ごと傷む可能性があるので、事前に管理会社へ確認し、目立たない場所で試し貼りをしてから判断するのが安全です。

玄関ドアの外側に貼れるシートはありますか

耐候性や屋外使用の記載がある製品なら、下地が平滑であれば施工そのものは可能です。

ただし分譲マンションでは外側が共用部分として扱われることが多く、規約で禁じられている場合があります。

製品の性能より先に、貼っていい面かどうかを確かめてください。

プレス模様のある凹凸ドアにはどうすればいいですか

凹凸をまたいで大判を貼ると、角から浮いてめくれます。

平らな面だけを区切って貼るか、厚みのある発泡タイプで浅い凹凸を埋める方法が現実的です。

深い彫りや大きな段差がある面は、シートでの対応をあきらめる判断もあります。

冬に結露するドアでも貼れますか

結露する面は、水がシートの裏へまわると浮きやカビにつながります。

下端を数センチ空ける、結露が集まる部分は貼らない、といった割り切りをしておくと傷みにくくなります。

すでにカビが出ている面は、拭き取って十分に乾かしてから貼ってください。

まとめ

玄関ドアのリメイクシート選びは、貼っていい面かどうかの確認から始まります。

室内側と決まったら、下地がアルミか木質の化粧シートかを手で確かめ、平滑面なら薄い塩ビの粘着シート、傷を隠したいなら厚い発泡タイプという順で絞れます。

結露する下端を避け、幅45cmと90cmのどちらで継ぎ目をどこに出すかまで決めておけば、貼ってからの迷いはほとんどなくなります。

ぜひ本記事のタイプ別比較表と採寸の手順を参考に、自宅のドアの下地を確かめてから、試し貼りできる小さいサイズで始めてください。

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