リメイクシートはニトリとカインズで何が違う?サイズと種類

ニトリの店頭とアプリで「リメイクシート」と検索すると、ヒットするのは主に貼ってはがせるタイプの壁紙シールや、木目・大理石柄のカッティングシートです。
ここで見るべきなのは柄ではなく、粘着方式と、貼る面の下地がビニールクロスなのかどうかという2点になります。
同じ木目柄でも、シールタイプと吸着タイプでは剥がしたときの結果がまったく違います。
本記事では、ニトリで買えるタイプの見分け方・100均やホームセンターとの使い分け・採寸と必要枚数の出し方・剥がすときに下地で変わることを解説します。

壁デコ.com編集部
「壁デコ.com」は、賃貸でも楽しめるウォールステッカー・壁装飾のアイデアを発信するメディアです。子供部屋や身長計、おしゃれな北欧デザインから、きれいな貼り方・剥がし方、原状回復のコツまで、部屋別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
粘着方式から見るニトリのリメイクシート
柄から選ぶと、貼ってから困ります。
ニトリの家具・インテリア売り場で扱われている貼るタイプの製品は、大きく分けるとのりが最初から付いたシールタイプと、水や静電気で貼り付く吸着タイプ、それに家具の面に貼る厚手のカッティングシートです。
どれを選ぶかで、剥がせるかどうかも、凹凸のある面に貼れるかどうかも変わります。
粘着方式が決まったら、次に見るのは貼る相手です。
日本の住宅で最も多い壁の仕上げはビニールクロスで、この面ならシールタイプでも比較的おとなしく剥がれます。
反対に砂壁・繊維壁・古くなって粉を吹いた塗装面では、シートより先に壁の表面が持っていかれます。
ニトリの製品に限らず、この結果を決めているのは製品側ではなく下地側です。
厚みも軽視できません。
薄いシートを濃い色の家具や柄物のクロスに貼ると、下の色や柄が透けます。
白い木目柄を選んだのに仕上がりがくすんで見えるのは、たいていこれが原因です。
透けを避けたいなら、家具用として売られている厚手のタイプを選ぶか、下に白い紙を1枚挟む方法を検討してください。
リメイクシートと壁紙シールの違いでは、この呼び分けと用途ごとの使い分けを解説しています。
ニトリで扱うタイプごとの向き不向き
のり付きのシールタイプ
裏の剥離紙をめくってそのまま貼る形式で、最も枚数が多いタイプです。
手軽なぶん、粘着力の表示を確認しないまま貼ると剥がすときに苦労します。
「貼ってはがせる」と書かれているものは弱粘着に調整されていますが、これはビニールクロスなど平滑で丈夫な面を前提にした表示だと考えてください。
長期間貼ったままにすると、弱粘着でものりが硬化して残ることがあります。
水で貼る吸着タイプ
のりを使わず、水や吸着層でガラス・タイル・鏡のような平滑な面に密着させる形式です。
窓まわりの目隠しシートに多く、貼り直しがしやすいのが利点になります。
ただし、貼れる相手はつるつるした面に限られるので、クロスの壁には基本的に使えません。
窓に貼る場合は、複層ガラス・Low-Eガラス・網入りガラスだと熱割れの恐れがあるため、貼る前にサッシの表示でガラスの種類を確かめてください。
家具に貼る厚手のカッティングシート
樹脂を貼り合わせた厚手のもので、カラーボックスや扉の面をまるごと変えるときに向きます。
厚みがあるぶん下地が透けにくく、多少の傷も隠せますが、曲面や角には追従しにくく、角で浮きやすいという代償があります。
ドライヤーで温めながら少しずつ伸ばして貼る手間を織り込んでおいてください。
どの条件の人がどのタイプを選ぶか
選ぶ基準は、貼る面と、いつ剥がすかの2つでほぼ決まります。次の表は、その2つから逆算した対応です。
| タイプ | 貼れる面 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 弱粘着のシールタイプ | ビニールクロス、平滑な塗装面、化粧板 | 手軽だが長期貼付でのりが残ることがある | 賃貸で数年以内に剥がす予定がある人 |
| 強粘着のシールタイプ | 化粧板、金属、木部 | 剥がれにくいが下地を傷めやすい | 自分の家具に長く貼りたい人 |
| 水で貼る吸着タイプ | ガラス、鏡、タイルの平滑面 | 貼り直しやすい/クロスには不可 | 窓の目隠しをしたい人 |
| 厚手のカッティングシート | 平面の家具、扉 | 下地が透けにくいが曲面に弱い | 濃い色の家具を明るく変えたい人 |
逆に向かないケースもはっきりしています。
砂壁・繊維壁・じゅらく壁の部屋に住んでいる人は、どのタイプでも直貼りは避けてください。
表面がぼろぼろと落ちる面では粘着が乗らず、無理に貼れば剥がすときに壁ごと崩れます。
凹凸の強いエンボスクロスも同様で、粘着面が点でしか触れないため、数日で角から浮きます。
この場合はマスキングテープと両面テープを下に挟むか、原状回復で請求されない貼り方で解説している下地を守る方法を先に検討してください。
ニトリと100均、ホームセンターの使い分け
同じ「リメイクシート」でも、売り場によって想定している用途が違います。
ダイソーやセリアの製品は小さめの枚売りが中心で、スイッチまわりや小物のリメイクのように面積が小さい場所を、失敗しても痛くない範囲で試すのに向きます。
柄の種類も入れ替わりが早いので、途中で買い足すと同じ柄が手に入らないこともあります。
ニトリのように家具を扱う店では、家具の面や壁の一部をまとめて覆う想定のサイズが選びやすくなります。
柄違いで家具と壁の雰囲気を合わせたいときは、同じ売り場で見比べられるのが実際的な利点です。
ホームセンターとインテリア量販店はロール売りが多く、壁一面を一気に貼るならこちらが現実的でしょう。
取扱いのある柄やサイズは店舗と時期で変わるため、実店舗で見つからないときは通販側も確認してみてください。
小さく試してから本番に進みたいのか、必要量を一度に確保したいのでしょうか。
ここを先に決めておくと、売り場をはしごせずに済みます。
100均側の製品ごとの違いはリメイクシートの100均比較で解説しています。
防水表示を耐熱と読み違える失敗
キッチンで最も多いのが、防水と書かれたシートをコンロの真横に貼ってしまう選び方です。
防水は水を弾く性能であって、熱への強さを保証するものではありません。
塩ビ系のシートは熱で縮んだり反ったりするので、火が当たる位置や五徳のすぐ横には貼らないでください。
耐熱をうたう製品でも、直火に接する場所は対象外です。
もうひとつ多いのが、洗面所やトイレの壁で防水性を過信するケースです。
シートに防水性があっても、継ぎ目や端から水が入れば裏側に湿気がたまり、下地のクロスにカビが出ることがあります。
水がかかる場所では、シートの端を水回りから離した位置で終わらせるか、継ぎ目を上から下へ重ねて水が入りにくい向きにしてください。
表示の読み方はキッチン・水回りの耐熱と防水で解説しています。
火災警報器・コンセント・スイッチ・換気口をふさぐ貼り方も避けてください。壁一面に貼るときは、これらの位置を先に測って、シートを切り抜く前提で枚数を数えます。
購入前に決める採寸とリメイクシートの枚数
枚数の計算を目分量で済ませると、たいてい足りなくなります。
貼る面の縦横を実際に測り、面積を出したうえで、1枚あたりの有効面積で割ってください。
ここで注意したいのが柄合わせで、木目や大理石のように模様に方向があるものは、隣り合う辺で柄をそろえるために余分が要ります。
柄の繰り返し単位(リピート)が大きい製品ほど、この余分は増えます。
無地でも、切り代として上下左右に数センチずつ足しておくと作業が楽になります。
壁は完全な長方形ではないことが多く、ぴったりに切ると端が足りません。
採寸の手順と余白の取り方は必要枚数の出し方で解説しています。
商品ページで見るのは、サイズ表記が「1枚あたり」なのか「ロール全長」なのかという点と、粘着の説明に「はがせる」「弱粘着」「強粘着」のどれが書かれているかです。
表示が見つからない場合は、はがせる前提で扱わないほうが安全です。
作業に要る道具は壁に貼る作業で必要な道具で解説しています。
はがすときの結果を左右するのは下地
剥がした結果を左右するのは、製品の表示よりも下地の状態です。
比較的新しいビニールクロスなら、端から斜めにゆっくり引けば下地を残したまま剥がれることが多く、それでものりが薄く残る場合があります。
反対に、10年以上経ったクロスや日焼けした面では、クロスの表層がシートに付いてくることがあります。
まず試してほしいのは、家具の裏側やクローゼットの中など、失敗しても見えない場所に10cm角ほど貼り、数日置いてから剥がしてみることです。
ここで表面が持っていかれるなら、その部屋の壁に本番を貼るのはやめておいたほうがよいでしょう。
剥がすときは、ドライヤーで温めると粘着がやわらぎ、下地への負担が減ります。
のりが残った場合は、シール剥がし剤を使う前に、素材が塩ビなのか紙なのかを確かめてください。
溶剤によってはクロスの柄が溶けます。
素材別の落とし方はのり残り・ベタベタの取り方で解説しています。
なお賃貸の原状回復では、クロスの価値は経過年数に応じて下がる扱いになっており、国土交通省のガイドラインでは6年で残存価値1円まで下がるとされています。
貼ったから必ず全額請求されるというものではありませんが、契約内容は物件ごとに違うので、賃貸で貼る前提の選び方は賃貸で壁に貼れるもの一覧で解説しています。
よくある質問
ニトリのリメイクシートは賃貸でも使えますか
貼る面がビニールクロスで、弱粘着タイプを選び、長期間貼りっぱなしにしないのであれば、剥がしたときに跡が残りにくい条件はそろいます。
ただし壁の状態は部屋ごとに違うので、目立たない場所で試し貼りをしてから判断してください。
砂壁や繊維壁には貼らないでください。
柄物を買うとき、面積ぴったりの枚数で足りますか
足りません。
木目や大理石のように模様に向きがあるものは、隣り合う辺で柄をそろえるための余分が要ります。
柄の繰り返し単位が大きいほど余分も増えるので、面積から出した枚数に1〜2枚を足して考えてください。
凹凸のあるクロスの上から貼れますか
エンボスの浅いクロスなら貼れることもありますが、凹凸が深い面では粘着が点でしか触れず、数日から数週間で角が浮きます。どうしても貼りたい場合は、下地に平らな板やマスキングテープの層を作ってから貼る方法を検討してください。
コンロの後ろにも貼っていいですか
火が当たる位置には貼らないでください。
防水表示は熱への強さを意味しません。
耐熱をうたう製品でも直火は対象外なので、コンロ周りは既製の耐熱パネルを立てるほうが安全です。
窓ガラスに貼るタイプで注意することはありますか
複層ガラス・Low-Eガラス・網入りガラスに濃い色のシートや断熱シートを貼ると、熱がこもってガラスが割れることがあります。貼る前にサッシの枠に貼られた表示でガラスの種類を確かめ、対応が明記されていない製品は避けてください。
まとめ
ニトリで選ぶときも、判断の順番は変わりません。
まず貼る面がビニールクロスなのか、砂壁や凹凸の強い面なのかを見て、次に弱粘着か強粘着か水で貼る吸着かを選び、最後に厚みと柄を決めます。
この順で絞ると、柄から入って貼れない面に当たるという遠回りがなくなります。
防水と耐熱は別の話であること、剥がれ方を決めているのは製品ではなく下地であることの2点だけは、買う前に頭に入れておいてください。ぜひ本記事のタイプ別比較表と採寸の手順を参考に、貼る面に合った1枚を選んでみてください。




