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壁紙のキズを隠す補修方法|賃貸で退去前にできることの範囲

壁紙のキズを隠す補修方法|賃貸で退去前にできることの範囲

爪でひっかいた白い線、家具の角がぶつかってできた小さなめくれ、押しピンを抜いたあとの穴です。

壁紙のキズは、症状ごとに使う材料が変わります。

1〜2mmの穴や浅い切りキズなら補修用のコークで埋め、はがれかけた部分なら壁紙用の接着剤で押さえ、色柄が飛ぶほど広い範囲は補修シールで隠す、という順に選びます。

順番を間違えて先にコークを盛ると、はがれた壁紙が戻らなくなります。

本記事では、キズの見分け方・症状別の補修手順・下地ごとに変わる圧着のしかた・失敗したときの立て直し方を解説します。

壁デコ.com編集部

「壁デコ.com」は、賃貸でも楽しめるウォールステッカー・壁装飾のアイデアを発信するメディアです。子供部屋や身長計、おしゃれな北欧デザインから、きれいな貼り方・剥がし方、原状回復のコツまで、部屋別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

壁紙のキズは3タイプに分けてから手を動かす

同じ「キズ」と呼んでいても、直し方は次の3つで変わります。まずどれに当たるかを確かめてください。

タイプ見た目使う材料
くぼみ・穴押しピン跡、ネジ穴、点状の欠け壁紙用の補修コーク(充填材)
切りキズ・めくれ線状の裂け、角が浮いている壁紙用接着剤+押さえローラー
面のキズ・色落ち擦れて白い、下地が見える広さ補修シール、または部分張り替え

判断に迷うのは、切りキズとくぼみが混ざっている場合です。

指で軽くなでて、めくれた縁が動くならまず接着剤で寝かせ、乾いてから残ったすき間にコークを入れます。

順序が逆だと、コークが接着面に入り込んで壁紙が壁に付かなくなります。

症状の全体像を先に押さえたいときは、壁紙の補修の症状別の直し方で穴・はがれ・ひびを含めた切り分け方を解説しています。

くぼみ・小さな穴を補修する手順

押しピン跡やネジ穴のように、深さがあって面積が小さいキズが対象です。パテを盛るのではなく、コークを「入れて拭き取る」感覚で作業します。

周囲のホコリと油分を落とす

固く絞った布で穴の周囲を拭き、完全に乾かします。

ホコリが残ったままコークを入れると、乾いたあとに縁が浮いて白い輪郭が出ます。

台所まわりのように油分がある場所では、中性洗剤を薄めて拭いてから水拭きしてください。

コークを少量だけ押し込む

ノズルの先を穴に当て、盛り上がらない量を押し込みます。

多めに出して後でならす、という進め方は失敗しやすく、周囲のエンボス(壁紙表面の凹凸)にコークが入り込むと、そこだけツヤが変わって余計に目立ちます。

穴の深さに対して足りないと感じても、一度で埋めきらず乾かしてから重ねるほうがきれいに仕上がります。

はみ出しをすぐ拭き取る

指で軽く押さえて表面を平らにし、周囲についた分は乾く前に湿らせた布で拭き取ります。

乾燥後に拭こうとすると、固まったコークが壁紙の柄に沿って残り、削り落とすときに表面のフィルムを傷めます。

拭き取りは1回で終わらせず、布のきれいな面を使って2〜3回に分けてください。

切りキズとめくれは押さえ方で仕上がりが変わる

カッターで切った線や、家具を当ててできた裂けは、開いた縁を元の位置に戻すのが先です。

壁紙用の接着剤をキズの内側に少量入れ、指かローラーで押さえます。

このとき、キズの線に対して直角方向に押すと縁が重なり、段差が残ります。

線に沿って平行に、キズの外側から中心に向かって押さえていくと段差が出にくくなります。

押さえたあとは、はみ出したのりを固く絞った布で拭き取り、乾くまで触らないでください。

乾燥の途中で何度も指で確かめると、動いた縁がずれた位置で固まります。

角の出隅(でずみ)のように力がかかり続ける場所は、押さえるだけでは戻りやすいので、壁紙の角の補修の手順と道具でめくれやすい出隅の押さえ方を解説しています。

すでに広い範囲がはがれてめくれ上がっているなら、キズの補修ではなくはがれの補修として扱ってください。

のりの種類と塗る量が変わります。

壁紙の剥がれを補修する手順ではのりの選び方と押さえ方を解説しています。

やり方を間違えると何が起きるか

壁紙のキズ補修で起きる失敗は、修復のやり直しが難しい方向に転ぶものが多いです。実害を先に知っておくと、手順を省く気にならなくなります。

  • コークを盛りすぎると、乾燥後に周囲より高い白い点になり、遠目でも影ができて目立ちます
  • 紙やすりで削ってならすと、壁紙表面のフィルムが削れて艶が消え、補修跡が広がります
  • ドライヤーで急いで乾かすと、コークの表面だけが先に固まって内部が縮み、中央がへこみます
  • めくれた部分にコークを入れると、接着面がふさがって壁紙が二度と壁に付きません
  • 色を合わせずに白いコークを使うと、濃い色柄の壁紙では穴より補修跡のほうが目に入ります

とくに削る作業は取り返しがつきません。盛りすぎに気づいたら、乾く前に湿らせた布で拭き取る以外の手はないと考えて、最初から少量で作業してください。

よくある失敗と立て直し方

補修跡が白く浮いてしまった

白のコークを標準色の壁紙に使うと起こります。

乾いてから上に色を足すのは難しく、現実的な立て直しは、その部分を含めた範囲を補修シールで隠す方法です。

ただしシールは色柄が合わないと四角い枠が見えるので、覆える範囲には限度があります。

どの症状まで隠せるかは壁紙の補修シールで隠せる範囲と限界で解説しています。

乾いたら中央がへこんだ

コークは乾くと体積が減るため、深い穴を一度で埋めると中央が沈みます。

完全に乾いてから、同じ材料をもう一度ごく少量入れて表面をならしてください。

2回に分けるのが前提だと考えて作業するほうが早く済みます。

キズの縁がめくれたまま固まった

乾燥中に触ったか、押さえる方向が悪かった場合です。

めくれた縁を水で湿らせた綿棒でふやかし、柔らかくなってから接着剤を入れ直します。

無理に引っぱると裂けが伸びるので、ふやかす時間を惜しまないでください。

継ぎ目のキズを直したのに開いてくる

壁紙の継ぎ目に沿ったキズは、キズではなく継ぎ目が動いていることが原因の場合があります。

押さえても開くなら、下地の伸縮を疑ってください。

壁紙の継ぎ目が開く原因と補修の手順で再発を防ぐ方法を解説しています。

キズ補修に必要な道具と代用が利くもの

そろえるべきものは多くありません。壁紙用の補修コーク、壁紙用接着剤、押さえローラー、固く絞れる布の4点で、くぼみと切りキズのほとんどに対応できます。

道具役割代用
補修コークくぼみ・穴を埋める代用しない(一般のシリコンは壁紙に不向き)
壁紙用接着剤めくれ・切りキズを戻す代用しない(木工用は硬化後に固くなる)
押さえローラー継ぎ目や縁を圧着する指の腹、スプーンの背でも可
綿棒細いキズにのりを入れるつまようじの先に布を巻いたもの
マスキングテープ乾くまで縁を仮止めする養生テープ(粘着が強いものは避ける)

コークは色のバリエーションがあり、標準的な白系の壁紙でも純白ではないため、実際の壁に近い色を選ぶと補修跡が沈みます。

色選びの考え方は壁紙の隙間を埋める補修とコークの色の選び方で解説しています。

押さえローラーを持っていない場合は指の腹で足りますが、爪が当たると新しいキズになるので、爪を立てない角度で押してください。

下地で変わる手順と、貼らない判断

壁紙のキズ補修という言い方をしますが、実際に結果を左右するのは壁紙の下にある面です。同じ手順でも仕上がりが変わります。

ビニールクロス

いちばん扱いやすい面です。

表面が樹脂なので水拭きに耐え、のりも定着します。

エンボスの深いタイプは、コークが凹凸に流れ込みやすいので少量ずつ入れてください。

塗装面・紙系の壁紙

水を含むと表面が波打ったり色が動いたりします。

拭き取りは固く絞った布で軽く行い、水を置かないでください。

接着剤も少量にとどめ、はみ出す前提で作業しないほうが安全です。

石こうボードが露出している場合

キズが壁紙を貫通して下地の石こうボードまで達しているなら、壁紙の補修ではなく穴の埋め戻しが先です。コークだけで埋めると、乾燥後に周囲を押したときへこみます。

砂壁・繊維壁は直貼りを避ける

砂壁や繊維壁に補修シールを貼ると、はがすときに表面ごと持っていかれます。

粘着面が点でしか触れないため、数日で角から浮くことも珍しくありません。

この下地では、シールで隠す方向ではなく、下地を平らにする工程を含めた別の直し方を検討してください。

補修のタイミングと再発の防ぎ方

キズは見つけたときに直すのがいちばん簡単です。

放置すると、めくれた縁にホコリが入り込み、あとから接着剤を入れても付きにくくなります。

とくに切りキズは、開いた縁が乾いて反り返ると元の位置に戻らなくなるので、その日のうちに押さえておくと後の手間が減ります。

点検の目安としては、季節の変わり目に一度、家具の背面や壁の角を見ておくと十分でしょう。

乾燥する時期は下地の伸縮でひびが出やすく、キズと似た線が入ります。

線状のものが継ぎ目から離れた位置に出ているなら、キズではなくひび割れかもしれません。

見分け方と下処理は壁紙のひび割れを補修する方法で解説しています。

再発を防ぐという点では、キズの原因を先に片づけるほうが確実です。

家具の角が当たっている場所はフェルトを貼って壁との間に距離を作り、掃除機のヘッドがぶつかる高さには何も貼らずに空けておくと、同じ場所を何度も直す必要がなくなります。

シールで隠す方法を選ぶ場合の範囲の見きわめは壁紙シールで補修する方法と隠せる傷の範囲で解説しています。

よくある質問

爪でついた白い線は補修できますか

表面のフィルムが伸びて白く見えている状態なら、材料を足さずに済む場合があります。

固く絞った布で拭いて様子を見て、それでも白いままならごく少量のコークを塗り込んで拭き取ります。

削ってならすのは避けてください。

フィルムが削れると白い部分が広がります。

賃貸で自分で補修してよいですか

原状回復の考え方では、国土交通省のガイドラインで壁紙の価値は6年で残存1円まで下がる扱いになっています。

ただし全額請求されるかどうかは契約や損傷の程度で変わるため、退去時に自己判断で範囲の広い補修をするより、まず管理会社に相談してください。

小さな穴を目立たなくする程度なら、材料を選べば悪化させずに済みます。

補修跡を完全に見えなくできますか

できるとは言えません。

壁紙の表面は凹凸と色柄で構成されているので、材料を足した部分は角度や光の当たり方で必ず違いが出ます。

目標は「正面から見て気にならない」までで、真横からの光で消えることは期待しないでください。

木工用ボンドで壁紙のめくれを直せますか

おすすめできません。

硬化後に固くなるため、壁紙が動いたときに縁で割れて新しいキズになります。

壁紙用の接着剤は乾いても柔らかさが残るように作られているので、めくれの補修にはそちらを使ってください。

キズが複数あるときはどこから直しますか

めくれや裂けのように広がる可能性があるものから先に押さえます。くぼみは放置しても大きくなりませんが、めくれは日々の接触で範囲が広がり、最終的に張り替えが必要な大きさになります。

まとめ

壁紙のキズは、くぼみ・切りキズ・面のキズのどれに当たるかを決めてから材料を選ぶと、無駄な作業がなくなります。

めくれがあるなら接着剤で寝かせてから埋める順序を守り、コークは少量ずつ2回に分け、はみ出しは乾く前に拭き取ってください。

削ってならす作業だけは取り返しがつかないので選ばないほうが安全です。

下地がビニールクロスなら扱いやすく、紙系や塗装面は水を控え、砂壁や繊維壁ではシールの直貼りを避ける、という判断も合わせて持っておくと失敗が減ります。ぜひ本記事のタイプ別の材料表と道具の代用リストを参考に、手を付ける前に自分のキズがどれに当たるかを確かめてください。

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