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キッチンのリメイクシートは防水と耐熱で選ぶ|油はね対策の基準

キッチンのリメイクシートは防水と耐熱で選ぶ|油はね対策の基準

キッチンの扉に貼ろうとしているシートが、シンク下の扉には向いてもコンロ横には向かない、ということが起こります。

分かれ目は防水表示と耐熱表示が別々に書かれている点で、「水に強い」とあっても熱に耐えるとは限りません。

もう一つ差が出るのが厚みで、濃い色の面や既存の木目の上に薄いシートを貼ると、下の柄が透けて仕上がりが濁ります。

本記事では、キッチンで効く防水と耐熱の見分け方・扉と壁面での選び分け・必要枚数の出し方・はがすときの下地別の違いを解説します。

壁デコ.com編集部

「壁デコ.com」は、賃貸でも楽しめるウォールステッカー・壁装飾のアイデアを発信するメディアです。子供部屋や身長計、おしゃれな北欧デザインから、きれいな貼り方・剥がし方、原状回復のコツまで、部屋別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

キッチンのリメイクシート選びは、貼る面ごとに条件が変わる

同じキッチンでも、シンク下の収納扉、コンロ周りの壁、レンジフード、床に近い巾木では、要求される性能がまったく違います。まず貼る場所を決めて、そこに必要な条件だけを確認するほうが早く絞れます。

水がかかる面で見るのは表面素材

シンク周りや扉の下部は、水はねと拭き掃除が繰り返される場所です。

表面がポリ塩化ビニル(塩ビ)のシートは水を弾き、濡れた布で拭いても表面が波打ちにくいタイプです。

一方、紙をベースにしたシートやマスキングテープ状の製品は、水がかかると端から波打ったり、印刷がにじんだりします。

商品ページで「防水」「耐水」「水拭き可」のいずれかの表示があるかを見てください。

コンロ周りは耐熱表示がないと選べない

防水表示があっても、それは熱への強さを何も保証していません。

塩ビは熱で軟らかくなる素材で、加熱器具のそばでは縮んだり変形したりすることがあります。

コンロ周りに貼るなら耐熱表示のあるアルミシートなどを選び、そのうえで直火が当たる位置や、メーカーが指定する加熱機器からの離隔距離を守ってください。

距離が取れない場所には貼らないという判断も必要です。

扉と壁面では粘着の強さの正解が逆になる

扉は開閉のたびに手が触れ、角がこすれます。

粘着が弱いと角から浮くので、扉には比較的しっかり止まるタイプが向きます。

反対に、賃貸の壁面クロスに貼るなら、はがすことを前提とした弱粘着のほうが安全です。

同じキッチンの中でも、家具に貼るのか建物の壁に貼るのかで選ぶものが変わります。

キッチン向けリメイクシートの主なタイプと違い

塩ビの粘着シート

裏面にのりが付いていて、剥離紙をはがしながら貼るタイプです。

売り場でいちばん本数が多く、木目・大理石調・無地・タイル柄と柄の選択肢も広いです。

厚みのある製品ほど下地の柄が透けにくく、貼るときにシワを伸ばしやすい反面、角の巻き込みや細かい曲面には追従しにくくなります。

アルミ・金属調のシート

コンロ周りやレンジフードに使われるタイプで、耐熱をうたう製品はこの分類に多く見られます。

油汚れを拭き取りやすい表面ですが、金属光沢があるぶん、貼り面の凹凸やシワが光の反射で目立ちます。

ローラーやスキージー(貼ったシートを圧着してならす樹脂のヘラ)で空気を抜きながら進めてください。

タイル調の立体シート

発泡素材に凹凸を付けたもので、キッチンパネル風の見た目を作れます。

厚みがあるので下地の柄をほぼ隠せますが、そのぶん重く、粘着面が下地から離れる力も大きくなります。

凹凸のあるクロスの上では点でしか接着せず、角から浮きやすいタイプです。

吸着タイプ・マグネットタイプ

のりを使わず、水で貼るものや磁力で止めるものもあります。

冷蔵庫のように平らな金属面が相手ならマグネットが使えますし、扉のガラス面には吸着タイプが向きます。

ただし吸着は平滑な面が前提で、木目調の凹凸がある扉ではすぐに落ちます。

キッチンのどこに貼るかで選び分ける早見表

貼る場所優先する条件向いているタイプ向かないタイプ
シンク下・食器棚の扉防水、こすれへの強さ厚みのある塩ビ粘着シート紙ベース、マスキングテープ状
コンロ周りの壁耐熱、油汚れの拭き取り耐熱表示のあるアルミシート耐熱表示のない塩ビ、発泡素材
シンク前の壁・腰壁防水、下地の柄隠しタイル調の立体シート、厚手の塩ビ薄手で下地が透けるもの
冷蔵庫の側面・前面やり直しやすさ、熱の逃げ道マグネットシート、弱粘着タイプ放熱部をふさぐ貼り方全般
賃貸のクロス壁はがしたときの下地の状態再剥離をうたう弱粘着タイプ強粘着、のり付き壁紙

冷蔵庫は表面の温度が上がる部分があり、貼り方によっては放熱をさまたげます。

側面や背面の放熱位置は機種によって違うので、取扱説明書で確認してから貼る範囲を決めてください。

冷蔵庫まわりの条件は冷蔵庫のリメイクシートと耐熱の選び方で解説しています。

キッチンで失敗しやすい選び方

いちばん多いのが、防水表示だけを見てコンロ横まで同じシートで貼ってしまうケースです。

水回り用として売られていても耐熱表示がなければ、熱源のそばでは変形する可能性があります。

売り場で「キッチン用」と書かれていても、それは水に強いという意味であることが多いので、パッケージの裏面で耐熱の記載を探してください。

次に多いのが下地の見落としです。

キッチンの壁が凹凸の強いエンボスクロスだったり、油分が残っていたりすると、貼った直後はきれいでも数日で角が浮きます。

油汚れは中性洗剤で落としてから水拭きし、完全に乾かしてから貼ります。

既存の扉が化粧板でも、表面がざらついていれば同じことが起きます。

薄いシートで濃い色の扉を明るい色に変えようとするのも、うまくいきにくい選び方です。

白系のシートは下地の色を拾いやすく、濃茶の扉に貼るとくすんだ色になります。

色を大きく変えるなら、厚みのある製品か、遮蔽性をうたう製品を選んでください。

買う前に測る場所と、必要枚数の出し方

扉なら、扉1枚ごとの縦横を測り、側面に巻き込むぶんとして上下左右に2〜3cmずつ足します。

枚数が多いキッチンでは、この巻き込みぶんの合計が意外に大きくなるので、扉の枚数と取っ手の数まで数えてから買う量を決めてください。

壁面は、幅をシートの有効幅で割って必要な列数を出し、列ごとの長さを合計します。

柄物は柄合わせのぶんが余分に要ります。

タイル柄や大きな木目は、隣の列と模様をそろえるために1リピート(柄が一巡する長さ)ぶん多く必要になります。

商品ページにリピートの長さが書かれていればそれを足し、書かれていなければ1列あたり10〜20cm余分を見ておくと不足しにくいです。

買う前にもう一つやっておきたいのが、目立たない場所での試し貼りです。

扉の裏側や壁の隅に手のひらほどの大きさを貼り、1日置いてから静かにはがします。

下地の塗装が持っていかれないか、のりが残らないかがここで分かります。

木目柄を選ぶときの質感の見分け方は木目のリメイクシートがリアルに見える条件で解説しています。

はがすときに何が起きるか、下地別に確認する

はがせるかどうかを決めるのは製品ではなく下地です。

ビニールクロスに弱粘着タイプを貼り、比較的短い期間で静かにはがすなら跡が残りにくい組み合わせですが、同じ製品でも砂壁や繊維壁では表面ごと持っていかれます。

塗装面は、塗装の状態しだいで塗膜が剥がれることがあります。

キッチンで特に注意したいのが、扉の化粧板とシートの相性です。

長期間貼ったままにすると、のりが硬化して残ることがあり、はがしたあとにベタつきが出ます。

シール剥がし剤を使う場合は、化粧板を傷めないか目立たない場所で試してから使ってください。

賃貸で建物側の壁に貼る場合、原状回復の負担については国土交通省のガイドラインで、クロスの価値が入居年数に応じて下がる考え方が示されています。

6年で残存価値1円まで下がる扱いになっているため、経過年数によって負担割合は変わります。

全額請求されると決まっているわけではありませんが、貼る前に契約書の特約を確認しておくと判断しやすいです。

湿気が多い場所での貼り方は洗面所のリメイクシートを剥がれさせない貼り方で解説しています。

どこで買うかで決まる、試しやすさと量の確保

100円ショップで扱われる小さめのシートは、色味や下地との相性を試すのに向きます。

ただし1枚が小さいので、扉数枚ぶんを継ぎ目なく貼るには枚数が要り、柄合わせの手間も増えます。

ホームセンターやインテリア量販店では幅の広いロールが選べ、1列で扉の高さを通せる製品も見つかります。

通販は柄の選択肢がもっとも広い代わりに、実物の質感と色を確認できません。

取扱いは店舗や時期で変わるので、同じシリーズをあとから買い足せるとは限りません。

壁面のように面積が大きい場所は、最初にまとめて必要量を確保しておくほうが、色ロットの違いによる色差も避けられます。

シートそのものの分類をもう一度確認したい場合はリメイクシートの種類と貼れる場所で解説しています。

よくある質問

キッチンパネルの上にリメイクシートを貼れますか

表面が平らなキッチンパネルは、下地としては貼りやすい部類です。

ただしコンロに近い範囲は熱がかかるので、耐熱表示のある製品を選び、加熱機器から離す距離を守ってください。

油分が残っていると粘着が効かないため、中性洗剤で脱脂してから貼ります。

油はねで汚れたら、水拭きしても大丈夫ですか

塩ビやアルミの表面なら、固く絞った布での水拭きに耐える製品が多いです。

ただし継ぎ目やシートの端から水が入るとそこから浮くので、端の部分は拭き方に気をつけてください。

紙ベースの製品は水拭きで傷むため、汚れやすい場所には向きません。

シートを貼ったあとに気泡が残りました

スキージーで中心から外へ空気を押し出すと、小さな気泡なら移動して抜けます。

抜けない場合は針で小さな穴を開け、指で押さえて空気を逃がします。

塩ビのシートは温めると伸びるので、ドライヤーの弱風を軽く当てながら押さえると馴染ませやすくなります。

賃貸のキッチンでも貼れますか

備え付けの扉や建物側の壁に貼る場合は、原状回復の対象になります。

目立たない場所で試し貼りをして、下地の状態を確認してから決めてください。

契約書に特約がある物件もあるため、貼る前に管理会社へ確認しておくと安心です。

同じ賃貸での判断はふすまのリメイクシートを賃貸で貼る前の確認点でも解説しています。

取っ手や蝶番のある扉はどう貼ればいいですか

可能なら取っ手を外してから貼り、貼り終えてからネジ穴の位置にカッターで切り込みを入れて戻します。

外せない場合は取っ手のまわりに切り込みを入れて回し込みますが、切り口が目立ちやすくなります。

同じ手順は洗面台の扉をリメイクシートで変える手順で解説しています。

まとめ

キッチンのリメイクシートは、防水と耐熱を別々の条件として確認するところから選びます。

水がかかる扉には表面が塩ビの防水タイプ、コンロ周りには耐熱表示のあるアルミシートというように、同じキッチンの中でも貼る面ごとに答えが変わります。

厚みは下地の色と柄を隠せるかを左右するので、濃い色から明るい色へ変えるなら薄手は避けてください。

そして、はがしたときにどうなるかを決めるのは製品ではなく下地です。

買う前に目立たない場所で小さく試し、1日置いてからはがして確かめる手間を惜しまないでください。

ぜひ本記事の貼る場所別の早見表と採寸・枚数の出し方を参考に、自分のキッチンに合う1本を選んでみてください。

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