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壁紙シールの貼り方|1人で真っすぐ貼るための手順とコツ

壁紙シールの貼り方|1人で真っすぐ貼るための手順とコツ

壁紙シールを貼ってから3日で角が浮いてきた、という失敗のほとんどは、貼る前の拭き掃除と圧着の甘さで起きています。

粘着面は下地のホコリと油分に触れると、初日から接着力が落ちます。

上から手のひらで押さえただけでは、クロスの凹凸に粘着剤が入り込まないまま浮きが残ります。

逆に言えば、脱脂と圧着の2工程を守るだけで仕上がりは大きく変わります。

本記事では、貼る前の下地の拭き方・空気を抜きながら貼る手順・失敗したときの直し方・下地ごとの手順の違いを解説します。

壁デコ.com編集部

「壁デコ.com」は、賃貸でも楽しめるウォールステッカー・壁装飾のアイデアを発信するメディアです。子供部屋や身長計、おしゃれな北欧デザインから、きれいな貼り方・剥がし方、原状回復のコツまで、部屋別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

壁紙シールの貼り方は脱脂・仮止め・剥離紙の3段

作業の流れは大きく3つに分かれます。

貼る面をきれいにして、位置を決めて上端だけ固定し、剥離紙(裏の台紙)を少しずつ引きながら圧着していく形です。

この順番を崩すと、位置直しのために貼り直す回数が増え、粘着力を無駄に消費します。

貼る面を拭いて完全に乾かす

中性洗剤を薄めた水で拭いてから、水拭きと乾拭きで仕上げます。

台所や洗面所の壁は目に見えなくても油分やヘアスプレーの膜が乗っているので、そのまま貼ると粘着剤が下地ではなく汚れの層に付いてしまいます。

拭いた直後はクロスが湿っているため、少なくとも数十分は放置して乾かしてください。

湿ったまま貼ると、閉じ込められた水分でしばらくしてから浮きます。

上端だけ仮止めして位置を出す

剥離紙を上から5〜10cmだけ剥がし、その部分だけを軽く貼って左右の傾きを確認します。

全面を一気に剥がすと自重でシートが折れ、粘着面同士がくっついて使えなくなることがあります。

柄物なら、この段階で隣の一枚との柄の位置も合わせておくと、あとで横方向にずらす手間がありません。

基準は天井ではなく、目線の高さの横ラインや家具の天板に合わせたほうが、貼り終えたときの違和感が少なくなります。

剥離紙を引きながら中央から外へ圧着する

片手で剥離紙を10〜20cmずつ引き下げ、もう片方の手でスキージー(プラスチックの薄いヘラ)を中央から左右へ滑らせます。

上から下へ一直線に押さえると、逃げ場を失った空気が中央にたまります。

中央から外へ向かって空気を追い出す動きを、少しずつ下へ送っていくのが基本です。

角や端は最後に指の腹で強めに押さえ、爪の側面でなぞって密着させてください。

手順を省いた貼り方で起きること

脱脂を省くと、貼った当日は問題なく見えても、1週間から1か月で端から浮きます。

粘着剤がホコリを抱えた状態で固着し、下地との間に隙間が残るためです。

この浮きは押し直しても戻りません。

粘着面にホコリが付いている以上、接着面積そのものが減っているからです。

圧着が甘い場合は、浮きよりも空気だまりが目立ちます。

厚手の塩ビ系シートは自分の張力で元に戻ろうとするので、押さえが足りない部分は数日かけてじわじわ膨らみます。

また、貼ってすぐに家具を寄せて長時間圧をかけると、粘着剤が偏って波打つことがあります。

貼った直後は少なくとも半日、できれば1日は触らないでおくのが無難です。

もうひとつの実害が剥がすときに出ます。

貼るときに引っ張りながら伸ばしたシートは、内部に張力を抱えたまま固定されています。

剥がすとその力が下地側にかかり、クロスの表層を一緒に持ち上げることがあります。

貼るときに伸ばさないというのは、退去時の負担を減らすための工程でもあります。

剥がすときのリスクは下地で大きく変わるので、判断材料ははがせる壁紙は本当に剥がせるのかを下地別に解説した記事で解説しています。

ありがちな失敗と、その場での直し方

空気が入って膨らんだ

直径2〜3cm程度なら、スキージーで最も近い端へ向かって押し出せば抜けます。

抜けない大きさになっていたら、縫い針で中心に小さな穴を開け、そこへ向かって空気を寄せてください。

カッターで切れ目を入れると跡が線として残るので、穴は針の太さにとどめます。

真夏の高温時は素材が柔らかく伸びやすいので、膨らみが自然に落ち着く場合もあります。

斜めに貼ってしまった

貼ってから数分以内であれば、端をゆっくり起こして貼り直せる製品が多いです。

ただし引き剥がす角度が急だとシートが伸びるため、下地に対して30度くらいの浅い角度で、時間をかけて起こしてください。

全面を剥がすのではなく、傾きが出ている側だけを起こして修正すると、粘着力の低下を抑えられます。

端が浮いてきた

浮いた部分の裏側を綿棒で拭いてホコリを取り、乾かしてから押さえ直します。

それでも戻らなければ粘着力が失われているので、両面テープを裏に細く入れるのが現実的です。

角が浮きやすいのは、そこだけ引っ張られる方向が2つあるためです。

あらかじめ角を1〜2mm内側に切り落として丸みを付けておくと、引っかかりが減ります。

柄がずれた

レンガ柄やタイル柄は、隣の一枚と目地の線が合わないと一目で分かります。

1枚目を貼り終えてから2枚目を用意するのではなく、2枚を床に並べて柄の合う位置を確認してから貼り始めてください。

柄合わせのために余分が必要になるぶん、必要枚数は実面積より多めに見ておきます。

あると便利な道具と身近な代用品

道具用途代用の可否
スキージー空気を抜きながら圧着する厚紙・定規・タオルを巻いた手で代用できます
カッター余分を切り落とす刃をこまめに折らないと切り口が毛羽立ちます
地ベラ(金属の薄い板)角や見切りで押さえながら真っすぐ切る金属の定規で代用できます
メジャー採寸と必要枚数の計算代用は難しく、必須です
中性洗剤・雑巾貼る前の脱脂アルコール系は下地の塗装を傷めることがあります

スキージーは付属していない製品も多いので、事前に確認しておくと安心です。

カッターの刃だけは代用しないほうがよく、切れない刃で押し切ると、シートが伸びて切り口が波を打ちます。

1枚貼るごとに刃を1目折る程度の感覚で交換してください。

貼るタイミングは気温15〜25度の乾いた日

粘着剤は温度で硬さが変わります。

気温が10度を下回ると粘着剤が硬くなって初期の食いつきが弱まり、真夏の直射日光が当たる壁面では逆に柔らかくなりすぎて、貼った直後にずれやすくなります。

作業しやすいのは15〜25度くらいの範囲です。

湿度も無視できません。

梅雨時の湿った日に貼ると、下地が含んだ水分が逃げ場を失って浮きの原因になります。

窓を開けて換気しながら、下地がしっかり乾いた状態で貼ってください。

エアコンの吹き出し口の真下や、暖房器具の近くも避けたほうがいいでしょう。

貼った直後に急激な温度変化を受けると、収縮で端が引っ張られます。

下地別に変わる壁紙シールの下ごしらえと可否

ビニールクロス

いちばん貼りやすい下地です。

ただしエンボス(表面の凹凸)が深い品だと、粘着剤が凹凸の谷に届かず点でしか接触しません。

エンボスの山が高いクロスに貼るなら、スキージーで強めに押し込むか、薄手ではなく厚手のシートを選んでください。

古くなって表面が粉を吹いているクロスは、剥がすときに表層ごと持っていかれる恐れがあります。

塗装面・木部

塗装が経年で弱っている面では、シートの粘着力が塗膜より強くなり、剥がすときに塗装がめくれます。

木部は逆に、無塗装だと粘着剤が繊維に染み込んで剥がしにくくなります。

どちらも目立たない隅で10cm角ほど試し貼りして、翌日に剥がして様子を見てから本番に移ってください。

タイル目地・砂壁・繊維壁

タイルの目地は数ミリ凹んでいるため、シートが宙に浮く部分ができ、そこから角が持ち上がります。

目地をパテで埋めて平らにするか、目地の少ない面を選んでください。

砂壁と繊維壁は、そのままでは貼らないでください。

表面の砂や繊維が粘着剤に付いてくるだけで固定されず、剥がすときには壁の表層ごと崩れます。

この場合はベニヤ板やマスカーで一度平らな面を作る工程が別に必要です。

下地との相性は製品タイプでも変わります。

粘着タイプと水で貼るタイプ、のりを使うタイプで手順が違うので、これから買う段階ならはがせる壁紙の選び方で粘着とのりの違いを解説した記事を先に確認しておくと、貼り方の選択自体が変わります。

すでに粘着タイプに決めているなら、厚みと防水の見方を壁紙シールの選び方の基準で解説しています。

壁紙シールがNGな場所と賃貸の注意点

火災警報器・コンセント・スイッチプレート・換気口は、ふさがないでください。

シートで覆うと点検や操作ができなくなり、警報器は感知そのものが働かなくなります。

コンロの真横も避けます。

防水と書かれた製品でも耐熱性があるとは限らず、直火が当たる位置では素材が変形したり変色したりします。

賃貸では、貼る前に「剥がせるか」ではなく「剥がしたあとどうなるか」を考えておくといいでしょう。

国土交通省のガイドラインでは、クロスの価値は6年で残存1円まで下がる扱いになっています。

全額を必ず負担するわけではありませんが、判断は契約や状況によって変わります。

考え方の整理は賃貸ではがせる壁紙を使う前の原状回復の考え方で解説しています。

水回りに貼るなら、汚れの落としやすさから逆算するほうが合理的で、タイル柄の壁紙シールとキッチンの油汚れでは素材別の拭きやすさまで解説しています。

よくある質問

壁紙シールは重ね貼りできますか

既存の壁紙シールの上に貼ると、下の層の粘着剤が重みで滑り、2枚まとめてずれることがあります。

下地としてはビニールクロスに近い性質になるので貼れないわけではありませんが、剥がすときに2枚同時に持ち上がるため、下の層が下地を傷める側に働きます。

可能であれば、下の1枚を剥がしてから貼り直してください。

コンセントまわりはどう貼ればいいですか

プレートのビスを外してプレートだけを取り、シートを貼ってからプレートを戻す方法が一般的です。

ただし配線が露出する作業には触れないでください。

ビスを外さずに済ませるなら、プレートの外周から2mmほど手前でカットして、シートの端をプレートに乗せないようにします。

穴をふさぐ形にはしないでください。

ドライヤーで温めると貼りやすくなりますか

曲面や角では、温めると素材が柔らかくなって追従しやすくなります。

ただし当てすぎると伸びたまま固定され、冷えたあとに縮んで端が浮きます。

20〜30cm離して数秒ずつ動かしながら当て、シートが柔らかくなったと感じたところで止めてください。

失敗して剥がした分は貼り直せますか

数分以内に剥がしたものなら、粘着面にホコリが付いていなければ再度貼れる場合があります。

ただし2回目以降は初回より接着力が落ちるのが普通です。

剥がした面を床に置くとホコリを拾うので、剥がすときは粘着面を上に向けたまま保持してください。

1人で貼れる幅の目安はありますか

幅45cm前後の枚売りタイプなら1人でも扱えます。

幅90cm以上のロールを縦に貼る場合、上端の仮止めと剥離紙の引き下げを同時に行うことになるため、2人で作業したほうが失敗が減ります。

1人で貼るなら、長さを1mほどに区切って何枚かに分ける方法もあります。

継ぎ目は柄の線に合わせると目立ちにくくなります。

まとめ

貼る前に脱脂して乾かし、上端だけ仮止めして位置を出し、剥離紙を少しずつ引きながら中央から外へ圧着します。

この3段を守るだけで、浮きと空気だまりの大半は避けられます。

逆に、伸ばしながら貼ることと、下地を確かめずに貼ることが、剥がすときの失敗に直結します。

下地はビニールクロス・塗装面・木部・タイル目地で下ごしらえが変わり、砂壁と繊維壁はそのまま貼らないという判断が必要です。ぜひ本記事の下地別の手順と道具の代用表を参考に、まずは目立たない隅での試し貼りから始めてください。

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